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ツイッターにてデマを吹聴してしまった件について

経緯の説明とお詫びになります。



私がツイッターにてデマを吹聴してしまった経緯の説明とお詫び

なんのこっちゃ???という方もいらっしゃるかと思います。



この通りですね。
9月23日の夜に私がツイートした

「フィクションでたまに見る、病院で同性カップル等々が「親族でないと病状説明は受けられません」みたいに言われて世の無情さを知る…みたいなシーン、看護師として2病院で勤めた限り全くのデマなんだけど、なくならないのはなんでなんだろうな。キーパーソンが親族でない例なんていくらでもあるし」


というツイート、こちらが実態とかけ離れたものだったこと、端的に言うと「デマですよ」と言った私のツイートのほうが明らかにデマであった、という件です。

私のツイートを見て、ご指摘をいただいた記事がこちらです。
性的少数者、医療対応進まず 手術時の同意に同性パートナー 「家族」認定、病院の3割

『手術時の同意に同性パートナー 「家族」認定、病院の3割』
こちらが真実です。私のツイートは本当に、まったくの事実無根でした。

一連の経緯をまとめた上で、自分の思い込みのみで突っ走ったデマツイートで不快な思いをされた方、傷ついた方、私の言葉を信じ結果としてデマの拡散に協力させた形になってしまった方々…すべての方にお詫び申し上げたいというのが、この記事の主旨となります。


・ツイート後の流れ
該当のツイートがそこそこRTされるうちに、「病院で同性パートナーのキーパーソンになれなかった方々」からコメントをいただき始めました。

その時点で「どこの病院でも同性パートナー・友人はキーパーソンになれるはず」と思い込んでいた私はまず、「これは自分が間違っていた」と実感するのがかなり遅れてしまいました。(なぜこんな思い込みをするに至ったかは後述します)
不快な思いをされていたはずのなか、丁寧にご自身の悲しい体験を語ってくださった皆様に対しても本当に申し訳ないです。

複数の方からご自身の体験を教えていただくうちに、さすがに自分の過ちに気づいたのですが、私はそちらのツイートをリツイートするなどして”訂正”したつもりになっておりました。元のツイートに関しては、「自分の戒めのためにも、過ちは残しておこう」と削除せずそのままにしておりました。
短絡的にデマを吹聴したことは言うまでもないですが、この対応も完全に誤っておりました。


ツイートをした翌日、当事者の方からお題箱にメッセージをいただきました。




全文引用させていただきます。

キーパーソンのツイート拝見しました。クローゼットゲイのため、直にリプしたりするのはできないのでこちらから失礼いたします。
自分の場合、パートナーが悪性腫瘍が見付かり、手術をしました。
手術に立ち会いたかったのですが、親族を優先にした方がよいと思い自ら身を引きました。とても悲しかったです。
お互いたくさん泣き、たくさん話して決めました。
キーパーソンになれる環境が増えつつあることはわかってはいますが、実際にそれを実行するにはとても大きな壁があること、ご理解いただいた上で優しいツイートをしてくださると嬉しいです。
あなたのツイートを読んでとても悲しくて、くやしくて、涙が出ました。



このメッセージをいただき、ようやく元のツイートを削除するに至りました。
デマを吹聴してしまったこと、さらにはその誤った情報を「自分の戒めのために」という、これまた自己中心的な思考で残していたために、結果として当事者の方の目に留まるまで拡散され、深く深く傷つける結果となってしまいました。

この方は声を振り絞ってくださいましたが、何も言えずに傷ついた方もどれほどいただろうかと思います。いくらお詫びしても足りません。なにもかも浅慮であったと、心から申し訳なく思っています。


・思い込みに至った経緯


「なぜたった2箇所の病院勤務経験で 親族以外はキーパーソンになれない、というのがデマだと言いきれたんでしょうか? 」

当然の疑問かと思います…。
こちらですがまず、「2病院」という言葉をいれた時点では「あくまで個人の体験として語ろう」という考えがありました。
しかし、「そうは言ってもそんな病院ないでしょ」レベルの思い込みがあったので、結果としてサンプル2でデマと言い切るという、愚かなツイートになりました。

肝心の何故そんな思い込みをしたのかという点に関してですが…まずは自分の勤めた「2病院」が都心の私立病院と片田舎の公立病院という、自分の中では対照的な病院だった点。

どちらの病院でも友人や同性パートナー含め親族に限らずキーパーソンになることが可能だったために、「どこもそうなんだな」と思い込みが生じました。事実を知った今となっては、これに関しては全くの偶然・幸運だったのだと思います。

重ねてもう一つ、私と同じく看護師として勤務している友人ら(大学の同級生)に尋ねても、『キーパーソンは親族に限る』とする病院に勤めている者がいませんでした。
これに関しては、友人ほぼ全員が母校に関連する病院に勤めており、その母校系列病院一群がキーパーソン等、重要事項に関する方針を同じくしていた可能性があるのではないか…と今になっては思います。それぞれ経営も独立した病院ですし、まったくの推測になってしまいますが。今回の件を受けて調べてみたのですが確証は得られませんでした。

私がなぜこんな思い込みをしたのか、という点に関して説明すると以上になります。
なんにせよ、全くの偶然と狭い世界の話を一般論にしてしまったというのがそもそもの過ちです…


・ツイートの問題点
幾重にも問題があるのですが…まず第一に、デマを吹聴したこと。

当たり前の話です。

語るにしたって、個人の体験として語るべきでした。「フィクションではよくこういう風に描かれているけど、私は体験したことがない」という話で終わらせるべきところを、”全くのデマ”と語ったことで悪質なデマとなりました。

なんでこんな短絡的かつ支離滅裂な文言になってしまったのかと言えば、ツイートの発端が「なぜフィクションでは病院が悪者にされるのだろう」という非常に個人的な不快感だったためですね。

「私を悪者にしないでくれ」程度の幼稚な感情のままに、大きな主語で語ってしまったこと、何もかも問題だったと思います。

さらには、個人的な感情のままに突っ走ったことで、当事者の方への視線が一切欠けていました。「個人の体験として語るべきだった」と前述しましたが、それにしたって慎重に慎重に言葉を選ばねばならない話題です。

不快感が元になっていたツイートだったので、たとえ主語の大きさを間違えなかったとしても「誰かを傷つける」ツイートにはなっていた可能性があります。「一般論として語らなければよかった」だけで済む話ではない。今更ですが、本当に自分の浅慮を恥ずかしく思っています。

そして、私のツイートが元で今後現実的にもたらされる影響について。
「まったくのデマ」という強すぎる上に主語の大きすぎる言葉を使ったことによって、「実際に傷ついた方々の体験を切り捨てる」ことになりました。

さらには、当事者の方々が今後そういった無理解を訴えようとした際に、「それはツイッターでデマだって言ってたぞ」という声が上がる可能性がある。実在する被害・不利益の矮小化を招くことになりかねない、という点。
私のツイートが元で、今後実際に被害を被る方が出てきかねない。本当に申し訳ないです。


あともう一つ、病院が困難の象徴のように描かれているフィクションの例として最初におっさんずラブをあげていたのですが、こちらがまったくの勘違い(セリフの記憶違い)だったのも本当に申し訳ないです。
こちらはファンの方からすぐにご指摘いただいて削除したために目にされてない方もいるかもしれません。

「進んでないのは病院ではなくメディアでしょ」という、嫌みな気持ちをまったく事実無根・無関係の作品にぶつける形になってしまいました。目にされたファンの方々は本当に不愉快だったと思います。何重に過ちを犯しているんだという話ですが、もう本当に申し訳ないです。


・根本的な原因
ツイートからの経緯、思い込みをするに至った過程、該当ツイートの問題点、すべてを踏まえた上で、根本的な問題はなんだったのか。同じ過ちを犯さないためにどうすればいいのか。この1カ月自分なりに考えたことをお話しさせてください。
こちらは、かなり主観的な話になっておりますのでご了承ください。


結論から言ってしまえば、「悪意があった」のが何もかもの原因だと思います。
もちろんですが差別を受ける当事者の方々に対してではなく、「病院を悪者にする人たち」への悪意ですね。前述しましたが、ツイートの発端は「なぜフィクションでは病院が悪者にされるのだろう」という不快感でした。

そもそもツイート内容がデマであったこと、現実における繊細な問題に対してあまりに無遠慮かつ浅はかであったということは大前提で。

なぜこんなにも攻撃性の高い言葉になってしまったのか、という点において
やはり、「悪意があった」というのが何もかもの原因だったと思います。

普段から私のブログやツイートをご覧になっている方々はご存じかと思いますが、私は自身の「怒り」や「嫌いなもの」についてもよく語ります。それを見て不快になる人、怒りを覚える人、もちろんいることを承知の上で書いてきました(例としてhttp://mitsuyablog.blog.fc2.com/blog-entry-100.html

デマのツイートと同じく他人を傷つけかねない言葉や文章なのですが、それが「表現」に留まるか、「加害」になるかの境界として、「他者への悪意の有無」がある…というのが、今回の件を受けて自分なりに出した結論です。

悪意というとハードルが上がりますが、「意地の悪い気持ち」ですね。今後強い言葉を使おうとしたときに、自身の中に「意地の悪い持ち」があるかどうか。その気持ちが一欠けらでもあれば、その言葉は発するべきでなはい。心の中の線引きとして、言葉を発する前にこの一考を設けようと思っています。

突然フワフワした話を始めて申し訳ないですが、今回の件を受けて「デマを吹聴しない」「主語を大きくしない」と戒めるだけでは足りないものがある、と考えた末の思考として表明させてください。

「強い言葉を発しようとしたとき、他者への意地悪な気持ちがあったら思いとどまる」

我ながら心底情けなくなりますが…。小学生か?当たり前にできる人がほとんどだと思います。改めて、いい歳をして当たり前の配慮すらできない未熟さが人を傷つけてしまったことが申し訳ないです。

「意地悪な気持ち」という、どうにもイラっとする表現になってしまうのは、「悪意」とハードルを上げてしまうと結果として抑止にならないと思うからです…すみません。
言い訳めいてしまうのですが、該当のツイートをする前に、「なんかまずい気がする」という気持ちがありました。結局は「このくらいの言葉選びはいつものことだしな」とそのままツイートしてしまいましたが。

「繊細な問題に対してあまりに短慮」「そもそも文章としておかしい(サンプル2でデマと言い切っている)」ということに加えて、自身の中にある「意地の悪い気持ち」に気づいていた、「普段の批評・批難や、嫌いなもの語りとは全く違う」と感じていたのだと思います。
あの時の「何かまずい感じ」を言葉にしたときに、「他者への意地悪な気持ち」という表現になりました。


ここまで考えをまとめられたのは、メッセージをくださった方の「優しいツイートをしてくださると嬉しいです」という言葉があったからこそでした。私の「意地の悪い気持ち」が文章に滲み出ていた何よりの証拠でもあります。
悪意を感じる存在に対して言葉を尽くしてくださったこと、頭を下げるしかありません。改めて、本当に申し訳ありませんでした。


・お願い



念のため書いておきますが、上記の通り今回の件に対して火消しをしようとか、ほとぼりが冷めるまで待とう等の気持ちはありません。元のデマツイートと比較して、デマの訂正ツイートがほとんど出回らないのを本当に申し訳ないです…。

一度発してしまった言葉、回ってしまったデマを訂正する困難を痛感しております。
デマの拡散に協力させた形になってしまったフォロワーさんたち、もしかすると私のツイートを信じたために意図せず加害を加えてしまうことになる方もいるかもしれないと思うと、本当に取り返しのつかないことをしてしまったと思います…。

自分の尻拭いをお願いする形になるので申し訳ないのですが、デマの訂正にご協力いただける方がいらっしゃればよろしくお願いします。








・最後に

改めまして、今回の件で傷つけてしまった方、不快な思いをされた方、関わったすべての方に心からお詫び申し上げます。

今まで書いたものを楽しんでいただいていた皆さまにも申し訳ないです。ツイッターに端を欲したことですが、自分のホームで謝罪と今後の心持ちについて表明すべきだと思い、形にいたしました。

今後もこのブログで、文章で感情表現をしていくにあたり、「こういう過ちを犯した人間である」ということは触れていかねばなるまいと思います。
それが自身の行いに対する償いになるかというのは加害者である私が判断できることではありませんし、とりあえずの結論を出したからと言って、けじめがついたとも思っていません。

改めて言葉を紡ぐこと・感情を表現することについて考え、決して過ちを忘れず、新たに始めていかねばならないと思っております。



ご一読ありがとうございました。
三津屋
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蒼穹のファフナーEXODUS第23話「理由なき力」 

ジョナサン「何もかも憎い…なぜ憎いんだ…」
プロメテウス「理由は必要ない。純粋に憎んで」
ジョナサン「純粋に憎む…」
プロメテウス「理由がなければ許す可能性もない。
        理由のない憎しみは、もっとも強い力なんだ」

EXODUS放送当時、三津屋様がお書きになった記事から引用させて頂きました。

今回の件は、三津屋さん側の理由も経緯もハッキリしてますし、
客観的にご自分を分析なさって、他の情報源も示した上で、
しっかりと謝罪されてるので、個人的にはセーフだと思いますよ。

それに誰しも、職業柄からつい反発が起きるということは有り得ますよね。

また、今回の件で俺も、こういった問題、つまり、
同性パートナーの社会的位置づけや、
フィクションでは病院が悪者にされがちだということについて、
少し考える切っ掛けになりました。

NINJA ANALYZE

プロフィール

三津屋

Author:三津屋
関東在住のオタク社会人。蒼穹のファフナー・ノエインが好き。

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